ヒトクイという漫画が怖いという話
言い換えるとヒトクイ、物語としては面白いけどやり切れない気持ちが積もるという話です。
ヒトクイのあらすじを簡潔に言うと
社会でストレスを抱えた人→ある日突然ヒトクイとなってしまい、ヒトクイの空腹感と社会でのストレスから絶対に誰にもわからない方法で人を喰うことで空腹とストレス解消→ヒトクイはより強い喰人である前作主人公に喰われ死亡
というのを今の所繰り返して真相や大きな問題を解決していこうとする物語です。
やり切れなく思った理由をいくつか。
・ストレスを抱えてしまった人間が悪いのか
・誰にもわからない環境を手に入れた人が人を殺してしまうことは悪なのか
・そもそも現実社会で受けたストレスは何も昇華されていない
重ねていうけど物語としては凄く好きで、もやっとするポイントを個人的に言いたいだけ。
・ストレスを抱えた人間が悪いのか
ストレスを抱えることは誰しもあるし、それ自体は悪いことじゃない。だが、ヒトクイとなった人はストレスの根元から逃げず、努力せず、ただ内に籠る。
となると、ヒトクイはそういった努力出来ない人の隠喩なのだろうか。その解釈だと、努力出来ない人=ヒトクイとなる。ヒトクイが脳疾患だと言われる所以もここにあるのかな?
・誰にもわからない環境を手に入れた人が人を殺してしまうことは悪なのか
これはそもそも人間の持つ弱さとしてあるのではないだろうか。ともすれば人を殺してしまいそうになる弱さ(=ヒトクイの空腹)が、ヒトクイという病気で環境を整えた(社会からの断絶、空腹感)結果発露しただけなのだ。私も、現実の貴方もヒトクイになったらこの漫画で描かれたヒトクイと同じようになってしまうだろう。そして、実際にヒトクイにならなかったとしても似たような人になってしまう人もいるという事を言いたいのではないだろうか。
・そもそも現実世界で受けたストレスは何も昇華されていない
私はこの点を最も主張したい。
さっきも言ったが、私達の生きている世界は幸運にもヒトクイという脳疾患は無いが、それに準じた人がいることは確かだろう。
人は他人がいないと人になれない以上、自分の信じている正しさもまた相対的な物でしかない。ならば、環境や社会が違えば私もまた現実世界でヒトクイと呼ばれるに相応しい存在になるだろう。だから、今いる社会でヒトクイにならない為にどうすれば良いかと考える。
先述のとおり、ヒトクイは社会の中で様々なストレスを受ける。そこにストレスを解消できる場所が現れ、ヒトクイは人を喰ってしまう。
そこで私達が現実社会でヒトクイにならない為には、ストレスの解消方法をもっと適切にすれば良いのではと考える。
しかしそこへ喰人である前作主人公が現れ、ヒトクイは悪だからと喰ってしまう。
この物語では私達が感情移入するのはただヒトクイという脳疾患にいつかかるか(=現実世界では殺人衝動に耐えられなくなるか)怯える一般人なのだ。しかしなってしまったらもう普通の人間には戻れず、罪を重ねながら殺されるのを待つしかないのだ。
とかく、ヒトクイは救われないのだ。だから私はこの物語にもやもやとしてしまう。
追記として、前作主人公の行いが悪だとは思わない。
ヒトクイの解釈として「もしかしたら私達がなってしまうかもしれない」を先ほど述べたが、「壊れた人間」という解釈のしかたもある。
後者の解釈ならば、前作主人公は壊れて罪を重ねるしかない可哀想な人を殺してあげる優しくて正しい前作主人公だからだ。
ただ、この解釈の酷いところとしては「壊れた人間」の定義は「壊れていないと思っている人間」によって相対的になされ、「壊れた人間」は壊れているから「壊れていない人間」によって殺される。完全なる優生思想になってしまうところだ。
この解釈を進めると、現実世界で脳疾患や精神疾患を抱え程度の差はあれど他人に迷惑をかけて生きている人達が、漫画の世界のヒトクイの定義に当てはまってしまうように感じるのだ。
ヒトクイは治らないから殺される。ならば、現実社会の治らない人は?となってしまう。
普通の人だって他人に迷惑をかけ、動植物を殺しながら生きているのにも関わらず、だ。
となると、前作主人公の立ち位置は優しくて正しいではなく、「壊れていない人間の代表として壊れた人間を壊す人」になってしまう。
しかも、前作主人公はヒトクイに大切な人を殺されたからヒトクイを殺していた。自分のエゴに突き動かされているのだ。
だから、私はこの前作主人公が悪だとは言えないが、正義だとは絶対に言いたくないのです。
こんな風に色々と考えることができ、かつ漫画としてとても読みやすいので、もしも興味があれば読んでみてほしいと思います。
そして物語の筋を追いながら、何故この人達は殺されるのか。現実で何に当てはまるのか考えながら読むとより一層楽しめると思います。
ロードラ考察 Aのストーリー
ユーリカの考察を見せた人が考察を送ってくれ、とても気に入ったので許可をもらいこちらに掲載させていただきました。
ーーー
好きなユニットの「A」を考えてみた!コラボキャラらしさが全くなくてロードラに溶け込んでるからなんだろうと思って考察しました。
ロードラサービス終了のお知らせとともに、ありがとうの声や、考察が多くなっています。今回取り上げるユニットは「A」です。しかもエンゼリカではなくてコラボの方です。コラボがロードラに何の関係がと思うかもしれませんが、何やら意味ありげな名前です。さっそくストーリーを見ていくと、
空に浮かぶは歪に巨大な時計の塔。そこより「A」が見下ろすのは全てが敗れ血で塗れた世界。戦いに次ぐ戦いは、もはや何も生かしはせず、この世界をひとつの「答え」へと導いた。果たしてどこで道を間違い、そして開くべき扉を誤ったのか。問いに答える者も無く、やがて背にした時計の針が「0」を示して世界は閉じた。
悲しそうな話です。終焉を感じさせるストーリー。何か思うことはありませんか?そう。サービス終了です。私は「A」をアクワイアだと解釈しました。丁度アクワイアのAがありますし。
パーティスキルはパネル同時消費で固定ダメージです。
アクティブスキルは9秒の時間停止。
ロードラは終わります。そして時が止まります。それがAの、アクワイアの答えなのか。この絶望感漂う話には続きがあります。
「これがAの意思だ」
「選んで、どちらかを」
「それが、世界の答えさ」
どちらかを選ぶとはどういうことでしょう。おそらくプレイヤーに向けて言っているのでしょう。何を隠そう、このユニットはロードラのキャラではありません。ディバインゲートのキャラです。それもコラボクエストでしか手に入りません。さて、ロードラが終わりを迎えるにあたって道はふたつ。
・ロードラの世界にとどまり続ける
・別れを惜しみつつ、別のゲームをやる
このどちらかを選べということでしょうか。前者はサービスが終了するのでAのスキル通り、時間が停止することになります。スキル名は「ワールド・アンサー」。それもひとつの答えです。
一方、別のゲームをやるのはどうでしょう。特にAのいるディバインゲートはパズドラと同じ会社とは思えないほどストーリーがしっかりしており、キャラクターもほとんどが人型な点もロードラと似ています。選ぶのはこのことでしょうか。
どちらにせよ、ロードラは終わります。しかし、それはすべての終わりを意味しているわけではありません。それを証明するのが、進化先である「始まりのA」です。
終わりを迎えたその世界で、扉は閉ざされ、道は消える。その暗闇は過去か、未来か。墜ちゆく刻の狭間にて、Aはその手を光へと延ばす。そして満ちる福音。やがてたゆたう夢の中で、Aが再び目を醒ませば、そこには新たな道と、扉。その胎動こそ、真なる幕開け。
アクティブスキルは「ワールド・オープナー」。これも時間停止です。A(アクワイア)はやはり止まってしまいました。道(ロードラ)も消えてしまいました。しかしそれは新たな始まり。プレイヤーは、ロードラを忘れず、ロードラのない日常を生き続けることも、他のゲームで傷を癒すこともできます。
「これがAの意思だ」
「選んで、始まりを」
「それが、終わりの選択」
「これが選択の、果て」
ロードラの終了に折り合いをつけられない人は、終わりではなく、始まりを選ぶことしかできません。しかし、始まりを選ぶことは終わりを受け入れることでもあるのです。その選択の果てには、真なる幕開けがありました。
それは、本家であるディバインゲートのAのストーリーを見ればわかります。これで二つのゲームによる壮大なストーリーが繋がるのです。
空に浮かぶは歪に巨大な時計の塔。そこより「A」が見上げるのは、全てに勝利し咲き誇る世界。戦いに次ぐ戦いは、数多の絆を生み、この世界をひとつの「答え」へと導いた。果たしてどこで道は正され、そして閉じるべき扉が選ばれたのか。答えるべき問いは無く、背にした時計の針が「零」を示して世界は開く。
ロードラ考察 その5
5.ユーリカの生まれ方についての仮説。
ユーリカシリーズはどのような順番で生まれたのか。
仮定としては
エウレカ
↓
[書王]ユーリカ
↓
ユウリカ
↓
↓
[幻書王]以降のユーリカ
根拠と理由を箇条書きにする。適宜各ユニットのストーリーを読みながらだと理解しやすいと思う。反応や反響が多かったら画像貼り付けます。
・一番最初の理由 である理由は『決断』をし『反転』をさせた本人である こと、このシリーズの中で最も時間の範囲が長く、古い
↓
[書王]ユーリカ
・他のユーリカと髪とツノの特徴が違っている
・他のユーリカは他者との交流があるが、このユーリカはそう言ったことが書かれていない
・このユーリカは幻のような存在として書かれている
・虹の時代に五体のユーリカが必要なほどの量を書く必要があり、古い火の時代を書く担当がいる。ということは以前の歴史を書いた書は全て焼き払われており、ユーリカ自体に残った世界の記憶を元に全ての時代を書き直しているのではないか。
↓
ユウリカ
・『裏表の反転』より、ユリイカもしくはユウリカとユーリカは二重人格であり、世界の残り時間が零になるとユーリカからユリイカになる。
・目覚めるのは書を断つものなので、[始書王][終書王]であるユリイカのほうがより合う。断定はできない。
・その場合、禁書の定義とは直前までユーリカが刻んだ『繰り返してしまった世界の書』もしくは『繰り返してしまった時代の書』となる。
↓
・禁書になってしまった書を焼き払うのがユリイカの役割ではないか。
・プレイヤーにあったことで半身が[幻書王]以降のユーリカになっていることからこの位置になった。
↓
[幻書王]以降のユーリカ
・虹の時代に現れたとストーリーに書かれているから。
ユウリカのストーリー
残る時間は零となった。
残る時間は零となった。
手にした筆は床へと堕ち
ついに目覚めの刻は訪れ 、
見える景色が傾いてゆ 、
彼女はゆっくり眼を開
く。映るは彼女が刻んだ
く。映るは滅し絶つべき
書の数々。ユーリカは、
書の数々。それらは此処
薄れる意識で其れらを想
から先に、必要無い物。
い、そしてゆるやかに眼
ゆえに表裏は反転し、書
を閉じ、眠りについた。 を
絶つ彼女が形を成す。
読みにくいが一列ずつ飛ばして読んでほしい。細い字がユーリカ、太い字がユリイカである。さて、先ほどもいったように表と裏の反転が人格の反転を表していると考えている。
残り時間、というのは恐らく世界全体の残り時間だろう。
エウレカは『人がドラゴンに打ち勝つ為』(環状の歴史を断ち切るため?)[書王]ユーリカという世界を魔道書に記録する存在の魔道書を書き、[書王]ユーリカという擬魂体を生み出した。
そして、その世界の残り時間が無くなり、世界がドラゴンによって滅ぼされると、ユーリカという人格は眠りにつき、ユウリカとなってそれまでに書かれた魔道書を、禁書と呼び、世界が再び繰り返さないように灰にするのだ。
そして最果ての書ーー新しいユーリカの書を書く。またはユウリカからユーリカへ戻り、新しい時代を刻み始める。
というのを繰り返してきたのではないか。
そしてその末にユリイカがプレイヤーと出会い、[幻書王]ユーリカ以降のユーリカが生まれたのではないだろうか。
さて、ではエウレカはどうやって生まれたのか。私は創造主によって記録するための役割を担った神として生み出されたと思っている。
記録する神といえば彼女だ。
[記神]シルヴィアのストーリー
[本日のスケジュール] 「6:00」ご起床。「6:03」ご洗顔、並びにその他の些事。「6:18」ご着衣、ご着用。「6:56」ご移動。「7:00」ご朝食。「7:03」ご移動。「7:05」各種伝書のご確認。「7:15」各種伝達へのご返信。「7:21」お手を洗浄。[7:32」神卓の儀におけるご報告内容、ご準備。「7:38」ご移動。「7:40」神威のご確認。「7:42」※特秘事項の為本書類には未記載。「8:15」お手を洗浄。
[秘神]シルヴィアのストーリー
シルヴィアは、神に仕える秘書官である。多忙極まる数多の予定を、束ね、整理し、遵守する。その進行には一片の狂いも無い。彼女にとって未来の予定、即ち来るべき刻の狂いこそが、最も許せぬ不浄であり、ゆえにそれらを護るためなら、如何なる手立てを実行するにも、まったく何の躊躇いも無い。其れは十七年前、定め誓ったシルヴィアが己に課した訓戒であった。即ちそれ以後、彼女が仕える主たる神の予定は、一切狂わず、はたまた一切、歪みすらしない。
だが、彼女は神に仕えているのであり、世界や神について記録しているわけではない。しかし、確かに世界の出来事は記録されているらしい。
ディオーネは神でありながら他の神や使徒といった同属にはあまり興味が無い。それらが何を考えどう行動しようが所詮は記録の再生でしか無い事を知っているからである。過去には気の置けぬ友も居た。神へ反逆し処分されたその友を想うたび、彼女は神である事の虚しさを感じる。
この記録を司るのがすなわちエウレカだったのではないだろうか。 要するにエウレカは神という符号こそ付いていないが神ユニットであり、歴史ーー創造主による人間の観察結果をまとめる役割を持っていたのではないか。
ここまで読んでいただけてとても嬉しいです。 最後に、これは思いつきでしか無いのですが、何故最初にエウレカがいた最果ての地エウレカにこの世全ての祖がいたのでしょうか。 そう考えていた時、デウスのストーリーが目に入りました。
デウスのストーリー
「バベル」は竜を使役する術を持つ。 しかしそれは、あくまでバベルという地が持つ特性であり、神々自身の力では無い。 ゆえに世界の創世より、数千年の永きに渡り、彼らは「其れ」を護り続けて来た。 更にしかし、創造主よりただ独りだけ、竜を司る力を与えられた神が居る。 それが竜神デウスであった。 彼のみが、主が与えし「使命」の下、竜を生み出し、竜を支配し、罰を与える権利を持つ。
そして私は亜人型の神として生み出されたエウレカが保存しなければならない筈の書を燃やし、その咎でデウスによってドラゴンに変えられてしまったのではないか、それがこの世全ての祖なのでは。 そう考えています。多分違いますが。
最後の最後まで読んでくださってありがとうございました。 この文章を書くにあたって様々なブログ・wiki・画像を参考にさせて頂きました。 末筆ながら感謝申し上げます。
参考にする資料を読み漁りながら、再度ロードラの物語に浸かることができ本当に楽しかったです。ありがとうございます!
そして今までありがとうロードラ!最後まで見守ります!
ロードラ考察 その4
4.最果ての地エウレカとの関係の仮説。
エウレカの名前を見た時、最果ての地エウレカが頭をよぎらなかっただろうか。同じ名前が使われている。関係ない訳がない。
最果ての地エウレカ
全ての竜の祖とされる龍が棲む地。降り積もるのは、残留物質が模倣した「雪」である。 (ver5.0.0以前:前王を倒し、現在のドラゴンの王が座する地。未だ一人として帰還したことがなく、全てが未知…)
エウレカの目に、全ての事象は虚に映った。決して終わることのない戦い。それは幾千、幾万、幾億続き、そののち再び繰り返される。永遠の輪廻に彼女は囚われていた。否、彼女では無く、もはや世界の全ては空虚な円環と成り果てていた。故にまた、彼女は手にした禁書を灰にする。二度と元には戻らぬよう、二度とは刻を繰り返さぬよう。しかしそれでも繰り返される。時は再び刻み始める。やがて更なる無限を経た後に、彼女はついに決断する。そして世界は、反転を始めた。
禁書の館に雪が降る。彼女が歩みを進めるごとに、積もり積もった「書」の数々が、端から燃えて砕け散る。そして無間に連なる書庫から舞い堕ちる、その灰色の熱持たぬ雪が、積もり積もって「道」を刻む。誰も彼もが逝き、消えた世界。果てに待つのはユリイカのみ。ゆえにその手がその筆が最期の書へと今、至る。しかしその刻、厳かに、あるいは粗暴に音も無く、速やかにもしくはゆっくりと館の扉が開かれてゆく。月光に照らされ延びる影の始端。果たしてそこには君がいた。
これらのストーリーに共通から見て、最果ての地エウレカの「雪」である残留物質は同じく「雪」に似た禁書の灰なのではないだろうか。
ロードラでは擬似的な魂を持たせることができる魔術書がある。燃やされた禁書の灰であるーー残留物質が魂の成れの果てといわれていてもおかしくはないだろう。この時エウレカは最果ての地エウレカにおり、禁書を燃やしていたのではないだろうか。
このことを裏付ける証拠として、ユーリカの本名が挙げられる。ユーリカの本名はD.トライエル.ユーリカといい、そのユーリカが禁書館を開いている場所は王都トライエルなのだ。
その5へ続く
ロードラ考察 その3
3.ユーリカシリーズについて。
ユーリカ(英語・ギリシャ語表記でeureka)に直接関係があるユニット
絶書王→滅書王エウレカ
始書王→終書王ユリイカ
全書王ユウリカ
書王→幻書王→禁書王、焔書王、瀧書王ユーリカ
である。
まずはそれらのストーリー、あればカットインのセリフ、そしてロードラにおいての個性であるスキルについて記していく。
絶書王 ↓
滅書王
注意:閲覧、解放禁止 封印指定原書:No.0001 表題:総テノ禁書ヲ絶チシモノ
↓
エウレカの目に、全ての事象は虚に映った。決して終わることのない戦い。それは幾千、幾万、幾億続き、そののち再び繰り返される。永遠の輪廻に彼女は囚われていた。否、彼女では無く、もはや世界の全ては空虚な円環と成り果てていた。故にまた、彼女は手にした禁書を灰にする。二度と元には戻らぬよう、二度とは刻を繰り返さぬよう。しかしそれでも繰り返される。時は再び刻み始める。やがて更なる無限を経た後に、彼女はついに決断する。そして世界は、反転を始めた。
スキル
ソウルハントとPnS(PnS…パネルスキルがあるということは亜人ユニットということ)
全書王ユウリカ
残る時間は零となった。
残る時間は零となった。
手にした筆は床へと堕ち
ついに目覚めの刻は訪れ 、
見える景色が傾いてゆ 、
彼女はゆっくり眼を開
く。映るは彼女が刻んだ
く。映るは滅し絶つべき
書の数々。ユーリカは、
書の数々。それらは此処
薄れる意識で其れらを想
から先に、必要無い物。
い、そしてゆるやかに眼
ゆえに表裏は反転し、書
を閉じ、眠りについた。 を
絶つ彼女が形を成す。
セリフ1
おやすみ……なさい……
セリフ2
目醒めの刻は来た
セリフ3
表裏は……反転する
スキル
対闇構成。
始書王↓
終書王
続き征く者たちという名前で追加。
始まりはただ、1つの願い 一つの月が六月を欺き、そして全ては始まった。 最古の王は月を追われ、月の墓場に竜は放たれ。 滅び、願い、幾度もの災厄を越え。 刻まれるべき、最果ての書。 ただその一つの為のみに、積もり重ねた幾千もの道。 その道を、歩み征く刻。
↓
禁書の館に雪が降る。彼女が歩みを進めるごとに、積もり積もった「書」の数々が、端から燃えて砕け散る。そして無間に連なる書庫から舞い堕ちる、その灰色の熱持たぬ雪が、積もり積もって「道」を刻む。誰も彼もが逝き、消えた世界。果てに待つのはユリイカのみ。ゆえにその手がその筆が最期の書へと今、至る。しかしその刻、厳かに、あるいは粗暴に音も無く、速やかにもしくはゆっくりと館の扉が開かれてゆく。月光に照らされ延びる影の始端。果たしてそこには君がいた。
セリフ『終わりを、此処に刻む』
スキル 全種武器パネルが揃うと攻撃力が60000増す。PnS。パネルを全部スペシャルパネルに変えられる。強すぎない?
ユーリカ
書王 ↓
幻書王 ↓
禁書王、焔書王、瀧書王
この世のどこかに存在するという「禁書館」の管理を務める司書官。あらゆる魔導書をその管理下におき、監視している。有史以来、たびたび各文献に記述上は登場しているが、その存在は謎に包まれおり、一説によれば彼女が魔導書を生み出しているとの事だが、詳細は不明である。
セリフ1
我が名を刻め!
セリフ2
切なる祈りの路を拓く!
セリフ3
ここで貴様の幕を引く
↓
この世界を観測し、その全ての出来事を記録し続ける役割を持つユーリカ。彼女はいずれ人がドラゴンに打ち勝つ為に、繰り返される時の中で、あらゆる出来事を観測し英雄たちの物語として魔導書に書き溜めている。そして「虹の時代」、彼女はついに歴史の表舞台へと姿を現した。
セリフ1
これこそ真理
セリフ2
対象を永久に記録する
セリフ3
貴様の物語は終わる
ユーリカには、元となった存在が居ない。「書」から生まれた造られし偶像、それが彼女であった。もはや己を造り出した創造主の束縛から外れたため、自由な思考と行動権を獲得しており、またその「眼」から逃れるべく、難攻不落の王都にて「禁書館」を築いた。惑いはそれすら、創造主の思惑通りかもしれないが、今は己の意志を信じ、ただひたすらに準備を進める。
セリフ1
対象の記録を終了する
セリフ2
真理の刻は近い
セリフ3
断罪する
そのユーリカは「火の時代」の書を著す。膨大な書を造り出すには、ユーリカ個体の能力では物理的な難が生じる。そのため彼女は、自分で自分の魔導書を出力し、そこから彼女自身を呼び出した。個体によって特性を分け、今は合計五体のユーリカが存在している。ちなみに元来からの性質か、整理整頓が苦手であり、書の管理のみ人畜無害なよりしろに任せている。
セリフ1
焔の書、業火の如く
セリフ2
あれどこやったっけ……
セリフ3
封印する
元より継がねばならぬことであった。その娘を禁書館へと招き入れたのは、勿論ただの気まぐれでは無く、己の意思と、娘の強い意思が引き合った結果であった。数千年を偽りの魂として在り続けたユーリカだが、その魂はあと数年で消えて亡くなる。だからこそ今、見定めねばならない。その娘、ルカこそ、来たるその日に、受け継ぐべき者かを。
スキル 対闇構成。
さて、これらのユーリカシリーズは見た目がころころ変わるうえに、ユリイカとエウレカに至ってはパネルスキルを獲得している。要するに無限の魂をもっているのだ。
まずはそれぞれのユニットにどのような出来事があったのかを箇条書きにしていこう。
エウレカ
・原書、ということで一番最初に生まれたのだろうか。覚醒ユーリカの台詞に封印とあることから、ユーリカによって封印されたのだろうか。
・全ての禁書を絶った。ということは現在の禁書館には何が収められているのか……?
・禁書をいくら燃やしたところで歴史は繰り返された。環のように。とても空虚だ。
・数億の戦い、無限という言葉から世界は6000年どころじゃない大きな環になっている可能性もある
・やがて決断をした。世界が反転を始めた。
・1つの願いから始まった
・最果ての書を手にした。
・燃えた禁書が『雪』のように積もり、道を刻んでいるようだ。
・プレイヤーとの出会いで何かが変わった?
ユウリカ
・ユーリカはたくさんの書を刻んだ。
・時間が零になって、書を断つものが現れた。
・表裏が反転した。この場合の反転は世界ではなく、ユーリカの中の人格ではないか?
ユーリカ
・禁書館の主
・ドラゴンに人が打ち勝つために英雄の物語である魔道書を生み出す
・ルカと同じく魔道書から英雄をよびだせるらしい(ちなみにルカの最終進化は[禁書環士]ルカである。)
・擬魂体であり、合計5体いる。
・禁書館は現在王都にある。
・数千年生きていて、そろそろ寿命。
4へ続く
ロードラ考察 その2
2.ユーリカという存在について。
ユーリカは禁書館の司書であり、『人がドラゴンに打ち勝つため』世界のあらゆる出来事を観測・記録し英雄の物語として生み出し、また、魔道書を管理・監視している。
他にも世界を観測しているものはいる。ユーリカと同じ竜人族のマクスウェルだ。彼は祖龍を使い裏で操っている観測者がいることに気付き、それを消滅させる方程式を見つけた。だが、彼もまた観測者の目からは逃れられず殺されてしまう。
ユーリカとマクスウェルの違いは何か。それはユーリカが魂を持たないことだ。ユーリカは擬魂体、すなわち書から呼び出された存在だからだ。
禁書王ユーリカストーリー
ユーリカは、元となった存在が居ない。
「書」から生まれた造られし偶像、それが彼女であった。もはや己を造り出した創造主の束縛から外れたため、自由な思考と行動権を獲得しており、またその「眼」から逃れるべく、難攻不落の王都にて「禁書館」を築いた。惑いはそれすら、創造主の思惑通りかもしれないが、今は己の意志を信じ、ただひたすらに準備を進める。
そして擬魂体のユーリカは禁書館に全5体いるらしい。
焔書王ユーリカのストーリー
そのユーリカは「火の時代」の書を著す。膨大な書を造り出すには、ユーリカ個体の能力では物理的な難が生じる。そのため彼女は、自分で自分の魔導書を出力し、そこから彼女自身を呼び出した。個体によって特性を分け、今は合計五体のユーリカが存在している。ちなみに元来からの性質か、整理整頓が苦手であり、書の管理のみ人畜無害なよりしろに任せている。
虹の時代に至るまでに6つの時代があるのだが、何故5体なのだろうか。空白の時代は書の量が少ないから分担しているのだろうか。
その3へ続く
ロードラ考察 エウレカ、ユーリカ、ユウリカ、ユリイカについて
ロードラ解説
1.ロードラ世界について簡単におさらい
2.ユーリカという存在について
3.ユーリカシリーズについて
4.最果ての地エウレカとの関係の仮説
5.ユーリカの生まれ方についての仮説
1.ロードラ世界について簡単におさらい
エウレカ、ユーリカ、ユウリカ、ユーリカについての考察を述べる前に、全体として世界の設定から簡単におさらいします。
本題だけで良いという方は5まで飛ばしてください。
ロードラ世界は今は在来種と呼ばれる存在が住んでいた。そこへ侵略者ーーすなわち創造主が攻め込んできた。創造主は自らを分けて神々をつくり、在来種をドラゴンへと変えて襲わせたりしてバベルの壁の向こう側ーー東の世界へと在来種達を追いやった。
創造主は西の世界で植物や動物など色んな生き物を生み出したが、唯一人間にだけは魂が宿らなかった。代わりに人間は心を持っていた。
やがて火の時代になると魂を持った人間が現れるが、魂とうまく噛み合わずに性同一性障害、両性具有といった異常があらわれた人間が生まれた。(フェンリル・あまぎ)
そうして人間を観察する創造主は千年ーーその時代の末になると祖龍を送り込み、時代を終わらせ、また始めた。 そうして六度、世界が滅び現在は七度目の虹の時代に至る。
2へ続く